遺言書の必要性とは

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遺言書の必要性とは

コラム

2017/09/23 遺言書の必要性とは

遺言書は、被相続人の最後のメッセージを家族に残すための手紙です。遺言書を残しておくことで、相続人間の不要なトラブルを未然に防ぎ、相続をスムーズに進めることができます。

 

遺言書が必要な理由

遺言書は、相続のトラブルを防ぐのはもちろんのこと、法定相続人ではない人に遺産を相続させたい場合にも役立ちます。例えば、遺言書において、お世話になった友人や恩師、子供の配偶者などを相続人に選ぶことも可能です。また、「先妻の子供と後妻の子供がいる・内縁の妻に財産を残したい・相続人がいないため財産を寄付したい」などの複雑な事情がある場合は、遺言書を書いておくことでスムーズな遺産相続が可能になるでしょう。

 

法的効力のある遺言とは

形式的に有効な遺言であっても、遺言書に書かれている全ての内容が法的拘束力を持つわけではありません。「遺言事項」として相続分の指定、遺贈、遺言執行者の指定など、法律的に強制力を持つ項目は限定されております。それ以外の記載は遺言としての効力は認められませんが、家族への想いや遺産分配の意図など遺言者の気持ちを伝えることは遺言の趣旨を明確にする上でも重要なことです。

 

遺言執行者について

遺言執行者とは、相続財産の管理や処分など、遺言執行の目的のために一定の権限を与えられた人を指します。例えば、遺産処理に関する遺言の場合、相続人の利害関係によってはスムーズに相続が進まず、また、遺言内容によっては専門知識や経験が必要となる場合も少なくないでしょう。そうした時に、遺言内容を第三者の立場から公平に実行してくれる人が必要になります。全ての遺言において、必ず遺言執行者が必要なわけではありませんが、「認知」や「推定相続人の廃除・廃除の取り消し」は遺言執行者のみが行うことができます。

それ以外には、相続人に障碍者がいる場合に代理で遺言を実現したり、相続間でのトラブルにおいて遺言が実現されるか不安なときなどに利用されます。また、遺言執行者は相続人の代理人とみなされるため、預貯金の解約や登記手続きがスムーズに行えるようにもなります。

遺言書は、些細なミスで無効になってしまうことも少なくありません。遺言書作成やお書きになった遺言書のチェックなどは、箕面市にあります当事務所へご相談ください。

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