箕面市で成年後見制度のご相談なら

私たちは生活の中で、様々な法的判断が求められます。日用品の買い物をはじめ車や土地の購入、借財等様々な法的な判断を迫られます。しかし、年齢を重ねていくうちに、判断能力が低下し、正しい判断をすることが難しくなる場合があります。日用品の買い物程度であれば、大きな損害はないですが、連帯保証人になったり、自己の所有する不動産を著しく安く売却したり、多額の金銭を他人に貸しつけたりという重要な決断を合理的な判断能力が欠いた状態で行ってしまっては大切な財産を失ってしまいかねません。また、契約や財産管理以外にも、日常生活を維持する上でサポートが必要となるケースも往々にしてあります。そこで、安心できる老後の生活を送っていただくためにも、知っていただきたいのが「成年後見制度」なのです。

成年後見には「法定後見制度」と「任意後見制度」があります。

「法定後見制度」とは、本人の判断能力の程度に応じて、後見、保佐、補助の3つの制度があり、家庭裁判所によって選ばれた成年後見人等が、本人の利益を考えながら、本人に代わり重要な契約を行ったり、成年後見人の同意を得ずにした不利益な契約を取り消したりすることによって、本人を保護するための制度です。この法定後見制度を利用するためには、特定の者から家庭裁判所に審判の申し立てを行う必要があります。

「任意後見」とは、法定後見制度とは異なり、自分の判断能力が低下する状況に備え、判断能力が十分な段階であらかじめ自分で後見人を選任し、財産管理等関する事務について代理権を与える契約を公証人の作成する公正証書で結んでおくというものです。自分で後見人を選べる点に長所が有ります。また、後見人の選任だけに限らず、本人が希望する後見の方針や内容もあらかじめ決定しておけることも長所と言えます。

成年後見制度を利用すれば、後見人が財産の管理のみならず、住居の確保や介護、医療などで適切なサービスが提供されるようサポートを受けられるため、老後の生活における大きな安心感に繋がります。また、高齢者以外にも知的障がい者など判断能力が低下された方にも有効な制度です。

成年後見制度について詳しくお知りになりたい方は、大阪府箕面市に所在する当事務所までご相談ください。
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